幼児の噛む力ってどれくらい?
こんにちは、泉が丘歯科 院長の石川です。
今回も食育に関するお話。
みなさん成人と幼児(今回は3~5歳)でどれくらい噛む力に差があると思いますか?
成人男性が60~70㎏、女性が40~50㎏程度と言われる一方、幼児はというと、男女差、年齢差もありますが3歳で14㎏、4歳で15㎏、5歳で21㎏程度(小児歯科雑誌1992年30(3)590-597)と報告されています。
噛む力が大人より弱い、つまり大人より咀嚼(かみ砕き)に時間がかかります。そこで食べるのを急かせてしまうと、噛まずに食べる癖がつき易いです。一箸、一スプーン最低でも20回、できれば30回噛むよう、ママ、パパがお手本を見せてあげましょう。
噛まずに飲み込む癖がついてしまうと、お口周りの筋肉も発達せず、お口ぽかん(口呼吸)が習慣になってしまいます。
口呼吸は歯並びの乱れだけではなく、体への悪影響を及ぼします。
お子さんの噛む力を親が認識してもらうことでも、お子さんお口が正しく育つことに繋がります。
名古屋市守山区泉が丘803 「泉が丘歯科」
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